[Webインタビュー]

(2023/01/25)

【第152回】アナログ・パワー半導体メーカー「JSファンダリ」買収で目指すもの

――PEファンドの活用で、世界に通用する日本初の独立系ファウンドリの立ち上げに挑戦

豊島 俊弘(マーキュリアホールディングス 代表取締役、マーキュリアインベストメント 代表取締役)
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米国オン・セミコンダクターから買収

―― マーキュリアインベストメント(以下MIC)は、産業創成アドバイザリー(同SSA)及び福岡キャピタルパートナーズ(同FCP)、あおぞら銀行とともに投資ビークルを通じて、2022年12月、米国フェニックスに世界本社を置く半導体メーカーであるオン・セミコンダクターとの間で、オン・セミコンダクター新潟の事業を承継した「JSファンダリ新潟」の株式を取得し、同社はアナログ・パワー半導体の製造受託会社(ファウンドリ)「JSファンダリ」として新たなスタートを切りました。今回の買収に至った経緯についてお話しいただけますか。

「マーキュリアインベストメントグループは『ファンドの力で、日本の今を変える』というミッションを掲げ、我が国に今ある産業成長ポテンシャルに着目して投資活動を行ってきました。JSファンダリは、旧三洋電機グループのLSI生産拠点として設立され、オン・セミグループを経て一貫して半導体の製造実績を積み重ねてきていました。

【JSファンダリの沿革】
1984年東京三洋電機(株)のLSI生産拠点として、新潟三洋電子(株)を設立(新潟県小千谷市)
2005年新潟、群馬、岐阜地区を統合し、三洋半導体製造株式会社を設立
2011年オン・セミコンダクター社と経営統合
2013年オン・セミコンダクターグループの工場としてオン・セミコンダクター新潟株式会社に社名変更して設立
2022年株式会社JSファンダリの新潟工場として発足

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