三菱商事の子会社となった日本KFCだったが、資産の入れ替えによる収益力強化を打ち出した三菱商事が2015年以降、日本KFCの持株を売り出し、保有比率は35.12%まで下がっていた。日本KFCの2024年3月期の連結業績は、売上高1106億8500万円(対前連結会計年度比10.8%増)、営業利益58億6200万円(同61.9%増)、経常利益67億700万円(同54.4%増)、当期純利益は43億3200万円(同74.0%増)と堅調だ。しかし、三菱商事は2022年度から始まる3カ年の「中期経営戦略2024 MC Shared Value(共創価値)の創出」の下、戦略的事業ポートフォリオの入れ替えを推進しており、その一環として日本KFCの持株売却を決めた。