化粧品・トイレタリー業界のM&Aは1-10月期33件と、前年同期の21件から12件、57.1%の大幅増加となった。33件中IN-INが30件と急増し、全体件数を押し上げた。すでに2023年1年間の30件を上回っている。企業別では、ライオンの動きが活発だ。M&Aを活用して事業ポートフォリオの見直しを進めるとともに、ライオン自らもファンドに株式を譲渡し、ファンドと組んで成長戦略強化に踏み出している。さらに、キリンホールディングスによるファンケルの完全子会社化など、異業種参入の動きも本格化してきており、今後、業界再編に進展するか注目される。 2024年1-10月の動き 1-10月期33件のマーケット別内訳は