[Webインタビュー]

(2022/10/13)

【第147回】ユニゾン・キャピタルのグループ会社「地域ヘルスケア連携基盤」が目指すもの

――日本最大のヘルスケア・プロバイダー構想

国沢 勉(地域ヘルスケア連携基盤代表取締役社長、ユニゾン・キャピタル パートナー)
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新たに「CHCPデンタル」を設立

―― ユニゾン・キャピタル(以下ユニゾン)は2022年6月、グループ会社である「地域ヘルスケア連携基盤」(以下CHCP)の下に新たに「CHCPデンタル」を設立し、愛媛県で歯科医院を運営する医療法人白愛会への経営支援を開始しました。CHCPは、調剤薬局、医療機関(病院・診療所・歯科医院)、在宅系サービス(看護・介護など)が相互に連携しながら、地域社会に対して効率的かつ質の高いヘルスケアサービスを提供する体制の構築を目指して2017年5⽉に設⽴されたと理解していますが、あらためてCHCP設立の経緯とねらいからお話いただけますか。

「ユニゾンは、1998年の創業以来、主に国内の中堅企業への投資を行ってきました。すべての産業セクターを投資対象としていますが、近年は注力分野がはっきりしてきていまして、ヘルスケア産業も注力分野のひとつです。

 ヘルスケア産業のなかでも、医療機関や調剤薬局などヘルスケア・プロバイダーと呼ばれる事業領域は、専門性が高い医療従事者が活躍する世界であり、社会保障制度の仕組や動向はもちろんのこと、様々な業界慣習についての深い理解が求められます。

 ユニゾンは、ヘルスケア・プロバイダー領域で活動するにあたり、そのような特性を踏まえ、2017年にグループ会社としてCHCPを設立しました。通常のPEファンドとは異なる人材をCHCP集積し、将来のヘルスケア・プロバイダー領域のありかたについて行政機関や関連諸団体と討議を重ね、調剤薬局・医療機関・在宅系サービスの各分野に対して段階的に投資を開始しました(下図)。

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