M&A専門誌マール 2013年7月号 225号(2013/06/15発売)

特集: 転換期を迎える日本のPEファンド

97年日本初のバイアウト専用ファンドが誕生して15年が過ぎた。プライベート・エクイティ(PE)ファンドは、欧米では銀行や証券会社などの既存の金融機関と並ぶ金融仲介の担い手として一定の地位を確保している。しかし、日本ではGDPに比較してPE市場の規模はまだまだ小さく、十分に機能を果たせているとは言えないのが現状だ。金融緩和、財政刺激、規制緩和の3本の矢によってデフレ経済からの脱却を図り、成長軌道に乗せようといういわゆる「アベノミクス」によって、日本経済にも景気転換の兆しが見えてきた。そこで、本号では我が国産業の活性化を担うPEファンドに焦点を当て、安達保(カーライル・ジャパン・エルエルシー 日本共同代表)、川﨑達生(ユニゾンキャピタル パートナー)、深沢英昭(東京海上キャピタル 社長)の各氏による座談会をはじめ、設立が相次ぐ官製ファンド、官民ファンドのあり方に関して日本プライベート・エクイティ協会の蓑田秀策会長にインタビュー、さらにケーススタディとして、カーライル・グループの支援で塩野義製薬からMBO後、今年3月に三菱ケミカルホールディングスの子会社となり新たな成長を目指しているクオリカプスをレポートし、日本におけるPEファンドの歩みと今後の役割を探った。

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