M&A専門誌マール 2015年5月号 247号(2015/04/15発売)

特集: 敵対的企業買収の到達点と今後の課題

日本で敵対的企業買収が大きな話題になり、企業が防衛策を導入するようになってから2015年でちょうど10年になる。王子製紙(現王子ホールディングス)などが挑戦したが、日本企業同士の本格的な敵対的TOBは日本ではまだ成立していない。一方で、最近は経営に規律を求める声が高まっている。経営に規律を与える最たるものは敵対的買収の脅威である。では、この10年間の日本の敵対的TOBの状況はどうなっているのか。スチュワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コードなどができ、敵対的買収を巡る環境は変わるのか。今後、日本はどのような方向を目指すべきなのか。この分野の第一人者である神田秀樹東京大学教授を中心に話し合っていただいた。

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