小野 俊法氏
マラトンキャピタルパートナーズは、2021年4月に小野俊法氏と他創業メンバーによって設立された
PEファンド。
EBITDA5億円未満のいわゆるスモールキャップの企業への投資を中心に、他の独立系ファンドが避けがちなEBITDA1億円を切るマイクロキャップの企業の事業承継についても社会的なニーズが高いため投資を行っているのが特徴だ。
小野氏は2004年慶應大学経済学部を卒業。社会人としてのキャリアを不動産ファンドからスタートさせた。
「母の実家が不動産関係の仕事を行っていたこともあって、当時トータルアセット1兆円を超える不動産ファンドのダビンチ・アドバイザーズに入社し、アセットマネジャーとしてキャリアを始めました。小規模なチームの一員として1人で400億円のファンドを動かしていましたが、数年後には日本の不動産市場も頭打ちになると感じて、思い切って海外で起業する決心をし、今後の経済伸長が期待されていたバングラデシュで知人とアセットマネジメント会社とクレジットカードに個人情報やセキュリティの仕組みを入れるセキュリティプリンティング会社を設立しました。
その後、家庭の事情もあって日本に帰国することになり、自身で起業した会社は
EXITする事を決心し、それがきっかけでM&Aの業界に興味を持ち、企業成長の可能性を高める仕事に就きたいということで、PEファンドの道に入りました。現EYトランザクション・アドバイザリー・サービスに入社し、M&Aに係る種々のアドバイザリー業務に従事し、M&Aに関する多くのことを学んだ後、不動産ファンドやM&Aアドバイザリーの会社で得た知識をさらに活かして、今後発展が著しい事業承継に関連したPEファンドで勝負をかけようと考えて、2010年PEファンドのACAに入社。2019年1月から日本グロース・キャピタルの投資メンバーのフロントトップに就任して、PEファンドによる投資と小規模投資の仕組みを構築しました。
中小企業のM&A市場は、