レコフデータは1985年以降のM&Aデータベースを構築しています

キーワード 一覧

M&A速報

随時
更新

【第5回】リスク指標としての分散・標準偏差、ポートフォリオ投資によるリスク分散

スキルアップ

[【企業価値評価】事業法人の財務担当者のための企業価値評価入門(早稲田大学大学院 鈴木一功教授)]

NEW 【第5回】リスク指標としての分散・標準偏差、ポートフォリオ投資によるリスク分散

鈴木 一功(早稲田大学大学院 経営管理研究科<早稲田大学ビジネススクール>教授)

1.ファイナンス理論におけるリスクとは

  本連載の第4回では、割引率は、資本コスト、ハードル・レートなどと様々な呼び方があること、そして割引率の本質を表わすのは、資本の機会費用という呼び方であり、その機会費用とは、投資家が類似の投資から得られる期待収益率(期待リターン)であることを説明しました。また、類似の投資とは、同程度のリスクを持った他の投資ということ。したがって、金融市場における他の同程度のリスクを持った投資機会が、どの程度の収益率(リターン)を上げることが期待されているかがわかれば、それが資本コスト、割引率となることも示しました。

  それでは、他の投資が同程度の「リスク」を持っているかどうかは、どのようにして計測されるのでしょうか。そもそも、リスクが高い、リスクが低いといったことを、どのように客観的に数値化できるのでしょうか。今回は、リスクについて、ファイナンス理論がどのように考え、数値化しているかについて、その概要を説明していきます。

  ファイナンス理論において、リスクがあるということは、将来発生する投資収益率(リターン)が確実ではない、不確実性があることを意味します。一般に「リスク」というと、悪いことが発生することを示しているようなイメージがありますが、ファイナンス理論においては、平均的な結果以上に良い収益率が得られることも、悪い収益率が得られることも、同じようにリスクと呼びます。それでは、この収益率の不確実性としてのリスクについて、次のような事例で実際に考えてみましょう。

  いま今投資家にとって、資産1、2、3という、3つの1年限りの投資資産の選択肢があるとしましょう。これら投資資産は、1年後の景気次第で投資の収益率が変わるとします。話を単純化するため、1年後の景気には、好景気、通常景気、不況の3つのパターンしかなく、同じ確率(33.3%, 3分の1ずつ)でどれかが起こるとする。それぞれの投資資産の …


■鈴木 一功(すずき かずのり)
早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)教授
東京大学法学部卒業後、富士銀行入社。INSEAD(欧州経営大学院)MBA(経営学修士)、ロンドン大学(London Business School)金融経済学博士(Ph.D. in Finance)。M&A部門チーフアナリストとして、企業価値評価モデル開発等を担当の後、2001年から中央大学大学院国際会計研究科教授。2012年4月より現職。証券アナリストジャーナル編集委員、みずほ銀行コーポレート・アドバイザリー部のバリュエーション・アドバイザー。主な著書として『企業価値評価(入門編)』、『企業価値評価(実践編)』、『MBAゲーム理論』(いずれもダイヤモンド社)、他にコーポレート・ファイナンス、M&Aに関する論文多数。

※詳しい経歴はこちら
シダックス<4837>、ユニゾン・キャピタルと資本業務提携

速報・トピックス

【第105回】マネックス証券の創業者・松本大CEOから社長のバトンタッチを受けて

座談会・インタビュー

[Webインタビュー]

NEW 【第105回】マネックス証券の創業者・松本大CEOから社長のバトンタッチを受けて

清明 祐子(マネックスグループ 常務執行役 兼 マネックス証券 代表取締役社長)

【第2回】北洋銀行 ソリューション部

企業研究

[地域金融機関に聞く「M&Aによる地域活性化の現場」(日本政策投資銀行)]

【第2回】北洋銀行 ソリューション部

日本政策投資銀行 企業戦略部

世界トップの人材会社へ鼻息荒いリクルート・グループ

速報・トピックス

[M&Aスクランブル]

世界トップの人材会社へ鼻息荒いリクルート・グループ

 マール企業価値研究グループ

【第3回】  クリーンチームの積極活用 ~シナジー刈り取りを加速する

スキルアップ

[【PMI】 攻めのPMI -企業価値最大化の契機としてのM&A(マッキンゼー・アンド・カンパニー)]

NEW 【第3回】 クリーンチームの積極活用 ~シナジー刈り取りを加速する

野崎 大輔(マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー)
加藤 千尋(マッキンゼー・アンド・カンパニー アソシエイト・パートナー)

【第5回】リスク指標としての分散・標準偏差、ポートフォリオ投資によるリスク分散

スキルアップ

[【企業価値評価】事業法人の財務担当者のための企業価値評価入門(早稲田大学大学院 鈴木一功教授)]

NEW 【第5回】リスク指標としての分散・標準偏差、ポートフォリオ投資によるリスク分散

鈴木 一功(早稲田大学大学院 経営管理研究科<早稲田大学ビジネススクール>教授)

レカム<3323>、新株式・新株予約権付社債・新株予約権の発行条件等を決定

速報・トピックス

シダックス<4837>、ユニゾン・キャピタルと資本業務提携

速報・トピックス

三井物産<8031>、ベトナム海老生産加工事業会社ミンフー・シーフード社に出資

速報・トピックス

日本ペイントHD、豪塗料メーカーを買収

マーケット動向

[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]

NEW 日本ペイントHD、豪塗料メーカーを買収

マーケット動向

[地方のM&A~中小企業の事業承継・事業再生と地域金融機関の対応~]

NEW 2019年4月の全国・地域別M&A状況

グラフ&データ

[公表アドバイザー情報]

NEW 公表アドバイザー情報

グラフ&データ

[統計(表とグラフ)]

NEW 統計(表とグラフ)

ピックアップ

買収防衛策

[座談会]日本のガバナンス改革の進展と戦略的企業買収の行方――王子製紙事件から10年、提案型TOBはどうなるのか

[対談・座談会]

[座談会]日本のガバナンス改革の進展と戦略的企業買収の行方――王子製紙事件から10年、提案型TOBはどうなるのか

 田中 亘(東京大学 教授)
 ニコラス・ベネシュ(公益社団法人役員育成機構 代表理事、在日米国商工会議所成長戦略タスクフォース 委員長)
 川村 尚永(経済産業省 経済産業政策局 産業組織課長)
 司会・編集 川端 久雄(編集委員、日本記者クラブ会員)

アクティビスト(物言う株主)

[座談会] M&Aアクティビズムの実際と対応のあるべき姿

[対談・座談会]

[座談会] M&Aアクティビズムの実際と対応のあるべき姿

【出席者】(五十音順)
 今関 源規(三菱UFJモルガン・スタンレー証券 マネージングディレクター)
 デイビッド スナイダー(シンプソン サッチャー アンド バートレット外国法事務弁護士事務所 パートナー弁護士)
 古田 温子(アイ・アール ジャパン 投資銀行第三本部長)
 石綿 学(森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士) (司会)

M&A法務

[座談会]M&A法制・実務の平成史と令和への展望

[対談・座談会]

[座談会]M&A法制・実務の平成史と令和への展望

【出席者】(五十音順)
酒井 竜児(長島・大野・常松法律事務所 弁護士)
戸嶋 浩二(森・濱田松本法律事務所 弁護士)
中村 慈美(中村慈美税理士事務所 税理士)
武井 一浩(西村あさひ法律事務所 弁護士)(司会)

2019年1-4月のM&A件数と金額

2019.4.30現在 集計
 IN-ININ-OUTOUT-IN合計
件数 (件)1,056
293
88
1,437
増加率17.9%31.4%11.4%19.9%
金額 (億円)8,41633,358
2,323
44,099
増加率-23.6%1.4%6.3%
-4.3%
  • ※2018年1-12月の日本企業のM&A動向は、こちら
  • ※増加率は前年同期比 [M&Aとは]
M&A専門誌 マール最新号

M&Aフォーラム
NIKKEI TELECOM日経テレコン
日経バリューサーチ

M&A専門誌マール

M&A専門誌マール

「MARR(マール)」は、日本で唯一のM&A専門誌で、「記事編」と「統計とデータ編」で構成されています。

レコフM&Aデータベース

レコフM&Aデータベース

「レコフM&Aデータベース」は、日本企業のM&Aなどどこよりも網羅的に、即日性をもって構築している日本で最も信頼性の高いデータベースです。

セミナー

セミナー

マールの誌面にご登場いただいた実務家、研究者などM&Aの専門家を講師としてお招きし、成功に導くポイント、M&Aの全体プロセスと意思決定手続き、実証研究から見た分析などについてご講演いただきます。

SPEEDA RECOF

SPEEDA RECOF

「SPEEDA RECOF」とは「レコフM&Aデータベース」と株式会社ユーザベースが開発・運営する企業・業界情報プラットフォームである「SPEEDA」がシステム連携します。

NIKKEI TELECOM日経テレコン 日経バリューサーチ

日経テレコン

2002年7月に、日本経済新聞デジタルメディアが運営する日経テレコンの「レコフM&A情報」を通じてM&Aデータの提供を開始しました。

M&Aに関するお問い合わせ、ご相談は
こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせフォーム