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(2014/02/05)

ベトナムで見る韓国経済異変の予兆

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 予想が現実化してきた。

 昨夏、ハノイのノイバイ国際空港の駐車場広場に林立する広告看板を何気なく見たところ、その殆どが日本企業の広告に変わっていることに気付いた。筆者がその2年前に訪れたときには、さながら『日韓対抗戦』のように日本企業と韓国企業の広告看板が拮抗していたものだ。韓国企業の広告看板が激減しているのは何故だろうか、経費を削減し始めたのだろうか、何か別の理由が韓国企業にはあるのだろうか、という素朴な疑問がそのときに湧いた。

 ベトナムでは日系企業よりも韓国企業の存在感が大きいことを感じる。ホーチミン市の最高層ビルもハノイ市の最高層ビルも、その両方とも韓国企業が建設したもので韓国企業の勢いを象徴している。

 ハノイ市の最高層ビルはベトナム国内の最高層ビルで、通称「ハノイ・ランドマークタワー72」(ハノイ市カウザイ区)と呼ばれている。韓国の京南(キョンナム)企業が100%出資の「京南ビナ」を設立し建設したものだ。場所はノイバイ国際空港から22キロ、都心から7キロのファムフン大通りに面している。




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