工作機械業界は、M&Aに関してはどちらかというと保守的な業界である。 しかし、中国の工作機械業界が内需の活況を牽引役に世界で急速に存在感を増すなか、日本勢にとっても成長戦略としてのM&Aが以前にも増して重要になっている。 2009年3月に森精機と独ギルデマイスターが業務・資本提携を発表、工作機械のマーケットに圧倒的な売り上げ規模を持つ企業グループが誕生した。 今後、グローバル展開の強化に向けたM&Aの活用事例が広がっていく可能性がある。