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2010年9月号 191号

(2010/08/15)

日本とアジアのクロスボーダーM&A動向(3)

  • A,B,EXコース

総件数の12.5%。対アジアが急増

日本企業が買い手、売り手いずれかの当事者となるアジア地域のクロスボーダーM&Aは、1-7月122件と、前年同期の85件から37件、43.5%の大幅増加となった。M&A総件数に占める割合は12.5%と1割を超えている。国内再編(IN-IN)が低調のなか、日本企業による対アジア投資(IN-OUT)が83件と、前年同期比36件も増加したためだ。一方、アジア各国の対日投資(OUT-I N)は39件と、前年同期の38件とほぼ同水準で推移している。122件中、中国企業とのM&Aが50件と4割を占める。相互の事業拡大に向けた連携強化の動きが本格化してきた。言葉や文化の壁を超えて、ますます活発化しそうだ。(レコフデータ 吉富 優子)
 

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