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2012年4月号 210号
(2012/03/15)
2012年1-2月期の日本企業の海外M&A(IN-OUT)件数は前年同期比24.2%増と、今年も好調な滑り出しを見せている。うち、対インドは6件と、前年同期の2件から3倍に増加し、対米国の24件、対韓国の7件に次ぐ第3位の位置につけている。IN-OUT全体の7.8%まで上昇しており、中国に次ぐ巨大消費市場として、その存在感は高まるばかりだ。日本企業の対インドM&Aは、1985年以降、159件を数える。日本企業の業種別内訳は、輸送用機器26件、電機23件、機械18件の順。自動車産業に関連する業種が圧倒的に多いが、近年は、インドの経済成長に伴い、医薬品、IT、通信、運輸サービスなど多岐にわたり、また、金額規模も大型化しつつある。インドは、2011年11月に小売業の外資規制を緩和する方針を発表した。日欧米の先進国企業を中心にインド進出がますます加速することが予想される。これまでの動きをまとめてみた。
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[押さえておきたい新時代のM&A~海外M&Aのカギを握るリスク管理]