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2011年11月号 205号

(2011/10/14)

「スーパー業界のM&A動向(3)」1-9月期、28.5%増。事業再編が本格化へ

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スーパー業界のM&Aは1-9月期18件と、前年同期の14件から4件、28.5%の増加となった。M&A総件数に占める割合は1.5%と1%台にすぎないが、史上最低だった2009年の0.7%からは0.8ポイント上昇した。デフレ下で価格競争が激化するなか、地方では、人口減少、高齢化問題を抱え、経営環境がますます厳しくなるうえ、事業承継に悩む創業経営者も少なくない。他方、都市部では、コンビニ各社が惣菜や生鮮食品を強化している。コンビニ、スーパーの業態の垣根を越えた熾烈な競争時代を迎えており、再編・淘汰の圧力は高まるばかりだ。英テスコは8月31日、日本市場から撤退すると発表した。2003年7月に買収した食品スーパー「つるかめ」などを売却する方針。事業再編の流れが一気に加速しそうだ。

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