次号予告
2019年10月号
特集:「M&A/PMIの平成史と令和への展望」
2019年9月17日発売予定
※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。
編集後記
■甥夫婦が数年前に、飼育中の室内犬の為にペット医療保険に加入しました。この保険は2008年前後から広く販売開始され、今では10社を超える企業が参入しています。ペットは家族と考える人にとっては重要な保険のひとつで、甥も本人の保険以上に補償対象の範囲を細かに確認しています。最近では「予防」に力を入れたものなどが提供され、人間の保険と考え方が異なるものの年々質の高いサービスになっていると聞きました。獣医師の知見や飼い主のニーズを取り入れた商品開発、動物医療とは無縁の異業種企業の出資による新たな商品組合せ、そして、何よりも飼育家庭の増加に伴い、ペット医療保険は都市部では今後も確実に成長が見込まれる分野ではないでしょうか。今夏、田舎の実家に暮らす13歳の室外犬に対し、年1回の混合ワクチン接種だけで元気でいてくれることに感謝しつつ、いつも以上に愛情を注ぎました。(祥)
■春先にそろそろ新居を構えようと、首都圏の某政令指定都市で新築マンションの見学に行きました。生まれ育った町でもあるため、おおよその相場はわかっているつもりでしたが、見学に行き見積りを取ったマンションは、いずれも自分の感覚よりも「高い」と感じました。これは金融緩和による利率の低下、東京オリンピック開催による建築費の高騰や地価の上昇などが要因です。2013年から比較すると、ここ数年で首都圏の新築マンションの平均価格は1000万円近く上昇しているとのこと。しかし、ローンの金利が過去最低の水準なのでチャンスでもある、という見方もできます。M&Aの業界でも、某PEファンドでは資金はたくさん集まっても、投資候補先の売却希望額の目線が高くてなかなか思うような投資ができない。投資してもイグジットが大変だ、という声を聴くことがあります。金額の大きい買い物は、買い時の判断が難しいのですね。(苺)