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(2021/10/12)

住信SBIネット銀行が上場へ ~上場後の資本業務提携に注目

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 SBIホールディングス(HD)の持分法適用会社である住信SBIネット銀行は10月8日、東京証券取引所に上場申請したと正式に発表した。上場時期、上場先となる市場区分は未定だが、今後すみやかに東京証券取引所(日本取引所自主規制法人)による上場審査を受ける。住信SBIネット銀行に折半出資しているSBIHDと三井住友信託銀行は、上場後も引き続き株式を保有する見込み。

 住信SBIネット銀行は2007年9月に営業を開始し、これまで顧客基盤を順調に拡大してきた。現在、主要ネット銀行10行(PayPay銀行〈旧ジャパンネット銀行〉、楽天銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、オリックス銀行、大和ネクスト銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、GMOネットあおぞら銀行、ローソン銀行)内で最大手グループに属する(注)。21年3月末時点で、住信SBIネット銀行の口座数は451万口座、預金残高は6兆2939億円、経常利益は207億円にのぼり、すでに中堅地銀の規模にまで成長した。

 他方、貸出金の大半が個人向けの住宅ローンであるため、リスク性のある貸出の増加に伴い減少する自己資本の増強が開業以来、大きな経営課題となっていた(住宅ローン残高は、21年3月期に4.6兆円)。2010年4月にはリスク性資産の増加を背景に、自己資本の増強を目的とした増資を実施しているほか、近年は住宅ローンを他社に紹介し、住信SBIネット銀行が他社から手数料収入をもらうビジネスを提供している(2021年3月期の自己資本比率は7.99%)。IPOにより資金調達が容易になれば、より柔軟なビジネス展開が可能になる。...

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