[M&Aトピックス]

(2023/04/04)

1-3月期のM&A件数は18%減、金額は15.3%増。東芝、2兆円買収受け入れ

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 2023年1-3月期の日本企業のM&A件数は929件と、過去最多を記録した2022年1-3月期の1133件から204件、18.0%の大幅減少となりました(図表1)。1-3月期では、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大した2020年(989件、3.4%減)以来3年ぶりの減少となりましたが、同年よりも落ち込みの度合いが大きくなっています。929件のマーケット別内訳は、IN-IN710件、IN-OUT141件、OUT-IN78件と、全てのマーケットで減少しました。特に、IN-INが前年同期の900件から21.1%減少していることが注目されます。

 2023年1-3月期の金額は3兆5934億円と、前年同期の3兆1176億円から4758億円、15.3%増加しました(図表2)。マーケット別内訳はIN-IN2兆4591億円、IN-OUT7171億円、OUT-IN4171億円で、IN-INは前年同期比2.6倍、IN-OUT、OUT-INはそれぞれ46.8%、48.2%の減少となりました。金額トップは、日本産業パートナーズ(JIP、東京)を中心とするコンソーシアムによる東芝の買収(1兆9987億円)、2位はJERA(東京)によるベルギーの大手洋上風力発電事業者のパークウィンドの買収(2164億円)で、東芝の案件がIN-IN金額を押し上げました。
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