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(2019/05/15)

ライフサイエンス事業の成長に舵を切るAGC

マール企業価値研究グループ

  2018年7月に旭硝子は社名をAGCへと変更したが、同社は19年2月にグループ中期経営計画(AGC Plus-2020、対象期間2018-20)の進捗状況を発表した。それによると18年度(2018年1~12月)の営業利益は1,206億円(前年度比+0.8%)と20年度の目標である1,600億円以上に向けて順調なスタートを切ったようだ。同社グループは主要事業を、「コア事業」と「戦略事業」に分けているが、前者には長期安定的な収益基盤を担う伝統的事業である建築用ガラスを中心とした事業が、後者には付加価値の高い高収益事業の確立を目指すモビリティ(自動運転や輸送機器の軽量化など)、エレクトロニクス、ライフサイエンスが含まれる。注目されるのは後者の戦略事業で、現中期経営計画の最終年度である20年度には営業利益に占める同事業の割合を25%にまで高めるとしている点。実際、同事業の割合は16年度の9%から急速に高まっており、18年度は17%にまで拡大した。安定した収益基盤は当然重要であるが、成長の軸足を戦略事業に移しつつあることが明瞭である。



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