[編集部から]

2023年11月号 349号

(2023/10/11)

次号予告と編集後記(2023年11月号)

次号予告

2023年12月号
特集:上場企業を取り巻く諸課題~ロジカルな発信とは何か~
2023年11月10日 マールオンライン上のリリース 
2023年11月15日 発売
※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記

■人材獲得競争が激しくなっています。M&A業界もその1つです。同業への転職だけではありません。M&A人材は、専門的なスキルや知識を有する高度人材として、投資ファンドの投資運営や投資先のバリューアップ支援、事業会社の経営企画部、新規事業開発などで、そのスキルや知識の活用場面が広がっています。デロイトトーマツコンサルティングの松江英夫氏は2019年10月号の編集長インタビューで、「社会課題解決に資するような事業を生み出すにはM&Aのスキルが必須になってきています。M&Aがわかる人材がそういったフェーズの中でも求められている。M&Aがわかる人材は、この先いろいろなところでニーズがあるだろうと思います」と述べています。
レコフデータはこのたび、人材紹介事業「MARR Career」をスタートさせました。外部公表と本格的な事業の開始は11月を予定しています。マールオンラインの会員の皆様が、マールM&AセミナーやM&A人材育成塾などのコンテンツも併せて活用していただくことで、自身のM&Aスキルを磨き上げながら、M&A人材としてのキャリアアップやキャリアデザインを描くためのご支援をしてまいります。(優)

■7月に埼玉県武蔵野地域に伝わる「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定されました。国内では静岡県わさび栽培地域など15地域が認定されています。「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は江戸時代に江戸の急激な人口増加と食料需要に応えるため、栄養分が少なく農業に適さない武蔵野地域で作物を育てるために始まった、360年続く伝統農法です。1軒の敷地を短冊状にして屋敷地、畑地、ヤマ(平地林)を配置し、ヤマには堆肥に適したクヌギなどの木を一から植えて、落ち葉を堆肥化して土壌改良を行い、作物を育ててきました。「富(とめ)の川越いも」は名産品で、「紅赤(べにあか)」「紅あずま」「紅はるか」「シルクスイート」と種類も様々です。
コロナ禍で中止となっていた産業祭が11月に4年ぶりに再開、「富の川越いも」やサトイモなど地元野菜が販売されます。まずは足を運び、食べて「武蔵野の落ち葉堆肥農法」で作られた野菜の魅力を再認識するとともに、その魅力を身近な人へ伝え、地域を盛り上げていきたいと思います。(礼)

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