[マールレポート ~企業ケーススタディ~]
2011年4月号 198号
(2011/03/15)
ニチイ学館
訪問介護から施設介護までのフルラインナップサービスを全国展開へ
教育から就業まで
ニチイグループは、1968年の創業以来「教育」、「医療」、「ヘルスケア」の3事業を柱として事業を拡大してきた。
「当社のビジネスモデルは、教育から就業まで。当社はニチイ学館という名前の通り、もともと“学ぶ館”で、女性で社会進出したいという方を対象に、医療事務の講座を受講していただき、修了した方にそのまま当社に就職していただいて医療の現場で働いていただく、つまり、『教育から就職まで』一貫して提供しているというのが一つのモデルになっています。介護についてもまったく同じビジネスモデルで、初めはホームヘルパー2級講座というのが制度化されましたので、この講座を開設するところからスタートしました。それによって資格を取っていただいた方にヘルパーさんとして就業していただいたのです。もっとも、当初はまだ介護保険制度がありませんでしたから、各地方自治体が行っていた高齢の市民の方への介護サービスの委託を受けるという形でした。これが2000年に介護保険制度が創設されてから一気に市場が拡大して行ったのです」と語るのは、同社の経営企画本部取締役本部長の増田崇之氏。
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