[編集部から]

2024年4月号 354号

(2024/03/11)

次号予告と編集後記(2024年4月号)

次号予告

2024年5月号
特集:CVCキャピタル・パートナーズが描く総合メディカルグループの再成長戦略
2024年4月9日 マールオンライン上のリリース 
2024年4月15日 発売
※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記

■第15回日経小説大賞(日本経済新聞社・日経BP共催)の授賞式が2024年3月1日に行われました。受賞作は、山本貴之氏の「紅珊瑚(べにさんご)の島に浜茄子(はまなす)が咲く」。
山本氏は、日本政策投資銀行(DBJ)で長年、国内外の大中規模のM&Aに関するアドバイザリー業務を統括し、その後、DBJグループの価値総合研究所代表取締役社長を務められ、現在は北海道の空港管理会社の役員を務めておられます。この間に『M&Aの「新」潮流』(2016年1月)、『M&Aアドバイザー』(2017年12月)、小説『M&A神アドバイザーズ』(2019年3月。いずれもエネルギーフォーラム刊)の3冊を上梓。『M&A神アドバイザーズ』はエネルギーフォーラム小説賞も受賞しています。
山本氏には、MARR Onlineのインタビューでも何度かご登場いただきました。小説の執筆は、「真似事はしたことはありましたが、腰を据えて小説を書いたことはありませんでした。社会人になって、出版社に小説を投稿している友人もいまして、彼が書けるのなら自分も書けるかなと思ったことはあります(笑)。しかし、さすがに300枚以上のまとまった小説を書くという時間もないですし、そこまでのパワーもなかったので大それたことは考えていなかった」と語っておられました。*
日経小説大賞については、第10回に応募して最終候補に選ばれてから足掛け6年にわたって応募し続け、3度目の候補作で大賞受賞となりました。受賞作は、江戸後期、密輸の噂のある島を預かる藩の藩主がその実態を探る様子を、商家の女房だった女性との恋愛などもからめて描いた本格歴史ミステリーで、2024年3月に日本経済新聞出版から単行本として出版されます。(耕)
*https://www.marr.jp/genre/talk/interview/entry/18263

■給与のデジタル払い事業を厚生労働省に申請した企業は、PayPayや楽天ペイメントなど4社あるそうです。2023年4月に労働基準法施行規則が改正され、賃金のデジタル払いが可能となりました。私自身、普段の買い物の支払いは電子マネーで済ませることが多く、財布にお札が1枚も入っていない状態でしばらく過ごすこともままあります。
2024年7月から新紙幣が発行されます。これに伴い、銀行など金融機関は、ATMなどのシステムを新紙幣対応に切り替える準備を進めています。食品スーパーでは、電子マネー等現金以外の決済方法が増えたことで、キャッシュレス専用レジが増えています。キャッシュレス専用レジにすれば、新紙幣対応に切り替える必要がないため、ますます増えていく可能性がありそうです。一方で、電子対応に追いつけていない高齢者や、形のないお金に不安を感じ電子マネーに抵抗がある人もいます。そういった人たちにも易しく安心して利用できる仕組みを整えていく必要があるだろうと感じます。 (花)

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