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2017年7月号 273号
(2017/06/15)
日本企業に対する投資会社のM&Aのうち、経営権を取得して企業や事業を経営改善、再生するバイアウト系(形態が買収、事業譲渡の案件)は2016年1年間で76件、金額合計は9043億円と、2015年からそれぞれ11.7%、3倍に増加した。近年、外資系ファンドはその資金力やグローバルネットワークを背景に大企業の事業売却の受け皿として、国内系ファンドはこれまで培ってきたノウハウや業界・地方に関する知見などをもとに中堅中小企業の事業承継の受け皿としてそれぞれ存在感を高めるなど、その役割を広げている。2017年は5月までで22件と、好調だった前年同期と比べ31.2%減少しているものの、金額は4344億円で4.1倍に拡大している。これまでの動きと最近の動向をまとめた。
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