[ブランド起点のM&A]

2024年4月号 354号

(2024/03/11)

第3回:PMIを通じた組織変革を実現に導く、ソフト要因の重要性

山口 嘉毅(KPMG FAS ディレクター)
  • A,B,C,EXコース
 「ブランド起点のM&A」というテーマでこれまで、ビジネスデューデリジェンス(BDD)におけるブランド評価の重要性、より効果的なブランド買収の要諦について述べてきた。これらを含むM&Aプロセス(In-Deal)の完了後は、統合プロセス(Post-Deal)において新しい会社や組織を作るPMIへと移行する。本稿では、PMIを通じた組織変革においてポイントとなる、ソフト要因の重要性とともに、関連する課題やそれらの解決の方向性について紹介する。

意識や理解度の分断が、全社の取組みを阻む

 ブランド買収後のPMIにおいては、


■筆者プロフィール■

山口 嘉毅(やまぐち・よしき)山口 嘉毅(やまぐち・よしき)
KPMG FAS ディレクター
コンサルティング会社、テクノロジー会社を経て、KPMG FAS入社。これまで多様な業界での変革推進支援に従事し、20年以上のコンサルティング経験を有する。戦略と実装をつなぐことを目的に、組織や人に働きかけ、変革を推進することにより、企業の活性化に貢献してきた。専門領域は、組織変革、変革プログラムマネジメント、チェンジマネジメント。

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