育児・保育業界のM&Aが活発化している。2022年50件と前年比51.5%増加し、2023年48件、2024年も11月までで42件と好調だ。日本生命保険は、ニチイ学館(東京)を中核企業とするニチイホールディングスを買収。さらに、ライクと資本業務提携し、保育業界全体の業務効率化を支援する。ダスキンは、JPホールディングスの筆頭株主となり、子育て支援事業に参入した。保育政策は少子化加速を背景に待機児童の解消を図る段階から保育園淘汰に備える時代に入り、さらに保育所の多機能化に向けた支援も進んでいる。異業種が続々参入しており、業界再編の呼び水となるか注目される。 2024年1-11月の動き 1-11月期42件のマーケット内訳は、