山岡ファイナンスサービス社と渋沢ファイナンスコーポレーション社は、「真に価値を生む共同持株会社の設立」という合意に達し、合併日の延期という深刻な事態を何とか乗り越えようとしていた。 しかし華々しく統合の青写真が発表される裏側で、両社の間には統合そのものを揺るがしかねない事態が生じていた。
