[Webマール]

(2025/09/11)

MARR第1回「FAランキング」インタビュー(企業部門1位・フーリハン・ローキー)-FAは「使い分け」の時代に、票の分散は成熟のサイン

野々宮 律子(フーリハン・ローキー 日本法人代表取締役CEO)
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野々宮 律子(フーリハン・ローキー 日本法人代表取締役CEO)
M&Aアドバイザリーサービスを手掛けるフーリハン・ローキーが、MARRが行った第1回FAランキング(企業部門)で1位に選出された。フーリハンの日本法人は、M&Aアドバイザリーに特化したモノライン(単一事業特化)型のファーム。重視している取り組みや現行体制の意図、今後の日本のM&Aマーケットの見通し等について、日本法人代表取締役CEOの野々宮律子氏に聞いた。
M&A専業の強みとは?

―― 多くのFAのファームがひしめくなか、今回ランキング1位に選出されました。要因をどう見ていますか。

「要因についてはむしろ皆さまに伺いたいところですが、他社との違いで言えば、専業、つまりモノラインでM&Aアドバイザリーしかやっていないこと、そして独立系であることが関係しているのではないでしょうか。こうして評価をいただけたのは、モノラインゆえの集中と、独立した立場からの助言の透明性が伝わった結果だと受け止めています」

―― モノラインとのことですが、事業展開上の特徴はどのように位置づけられるのでしょうか。


■野々宮 律子(ののみや・りつこ)
大学卒業後、KPMGニューヨークで米国公認会計士として監査業務からスタートし、日本企業の海外進出をサポートするM&Aアドバイザリー業務に転向。その後外資系投資銀行を経て、GEキャピタルのアジア・パシフィック地域統括会社において、ビジネス・デベロップメント・リーダーとして戦略的ポートフォリオマネジメントを遂行。2013年GCAに入社後、マネージングディレクターとしてクロスボーダーおよび国内M&A案件に従事。米フーリハン・ローキーとの経営統合により2022年2月に現職就任。ロングアイランド大学卒業、コロンビア大学MBA。資生堂、長瀬産業、日本郵船の社外取締役を務める。

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