持株会社を活用して経営統合する案件は、1997年6月の独禁法改正で純粋持株会社が解禁され、1999年10月に株式交換・移転制度が施行されて以来、2019年8月までの約20年で199件となった。うち、上場企業同士の統合は123件で61.8%を占めるが、足元では未上場企業での活用が増えており、その割合は年々縮小傾向にある。地銀の再編は2017年4月の第四銀行と北越銀行の経営統合発表を最後に2年以上も動きが途絶えている。国内事業環境がますます厳しくなるなかで、持株会社のメリットを生かした統合の動きが再び活発化するか注目したい。
2019年1-8月の動き
1-8月は7件と、