[寄稿]

2011年12月号 206号

(2011/11/15)

ベトナムにおける最新ビジネス事情

日本貿易振興機構(ジェトロ) 海外調査部アジア大洋州課 古賀 健司
  • A,B,EXコース

2011年に入り、欧米の財政・金融面での不透明感から円高圧力が増し、日本製品の輸出競争力に深刻な影響を与えています。少子高齢化に伴う日本国内の市場縮小も継続しており、これを受けて日本企業によるアジアへの新規・拡張投資が加速しています。投資受け入れ先のアジアでは、継続的な経済成長を背景とした労働賃金上昇に加え、地方部での就労機会の増加などにより、労働人口の第一次産業から第二次産業への円滑な移動が難しい状況になっています。生産拡大に労働力供給が追い付かない国も出てくるなど、「安価な労働力が豊富なアジア」のイメージが一変しつつあります。本稿では、アジアの中でも日本企業に関心の高いベトナムについて、ベトナム経済を理解するためのキーワードを紹介しながら、ベトナムへの投資・M&Aの現状、日本企業がベトナムに進出する際のポイントについて紹介します。

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