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[寄稿・寄稿フォーラム]

2016年9月号 263号

(2016/08/15)

米国デラウェア州最高裁による新判例

-Non-Bindingのタームシートと大きく異なる条件による交渉を行った当事者の損害賠償責任-

 飯谷 武士(サウスゲイト法律事務所・外国法共同事業 弁護士・ニューヨーク州弁護士)
 エリック・マークス(サウスゲイト法律事務所・外国法共同事業 外国法事務弁護士・カリフォルニア州弁護士)

1. はじめに

  M&A取引においては、その交渉過程における中間的な合意として、LOI(Letter of Intent)、MOU(Memorandum of Understandings)、基本合意書などと呼ばれる書面(以下「LOI」という)を取り交わすことがある。また、主要な取引条件をタームシートに取りまとめて双方の合意内容を確認することもある。このような中間的な合意書面においては、取引当事者がその時点で合意した主要な取引条件を明記し、最終契約の締結に向けて双方が誠実に協議・努力すべき旨を規定しつつ、取引条件自体については法的拘束力がないことを併せて規定することが多い。

  したがって、取引当事者の意識としては、仮に、その後の状況の変化等を踏まえて、LOIやタームシートに明記された取引条件とは異なる条件を求めて最終契約の交渉を行ったとしても、それによって法的な責任が問われるとは想定していない場合がほとんどであろうと思われる。

  しかし、最近、アメリカのデラウェア州の最高裁判所で、この点について注目すべき判断が示された。米国法を準拠法とするクロスボーダーM&Aの実務に影響を及ぼし得るものと思われるため、本稿では、その内容を紹介したい。

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