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2009年1月号 171号
(2008/12/15)
9年で105件。
金融、製造業から流通業へ広がり
持株会社による経営統合は、1999年10月の株式交換・移転制度のスタート以来、丸9年が経過し、合計105件(発表べース)と、100件を超えた。うち、上場企業同士の統合が6割を超える。金融から製造業へと広がり、近年は、流通業(商業)での活用が増加している。これまでM&Aが起こりにくかった百貨店業界で3件も利用されており、企業戦略の選択肢のひとつとして産業界全体に定着してきたといえる。国内市場の縮みに加え、世界的な金融危機で経営環境が激変するなか、企業単独での生き残り、成長が困難になりつつある。競争力強化に向け、同制度の活用がさらに広がりそうだ。
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