[マールレポート ~企業ケーススタディ~]

2011年1月号 195号

(2010/12/15)

Part1 アサヒビール 2015年メドに国際事業売上高を4~7倍に拡大 中国市場は伊藤忠と組んで開拓

アサヒビール
  • A,B,EXコース

「長期ビジョン2015」

アサヒビールの長期経営計画が注目されている。「長期ビジョン2015」と題された長期経営計画のポイントは、15年の連結売上高を2兆~2.5兆円に高めグローバル食品企業トップ10入りを目指すというもの。ちなみに09年12月期実績は約1兆4700億円、現在世界10位のオランダ、ハイネケンの売上高は1兆9000億円である。この長期ビジョンで力を入れる分野が国際部門。長期ビジョンの売上目標2兆~2.5兆円のうち海外比率は20~30%、4000~7000億円にまで拡大するという。今期の海外売上予想が約1000億円だから4倍~7倍という計算になる。09年12月期の海外売上高比率は、キリン25%、サントリー14%に対してアサヒは5%とライバル2社に後れを取っている。しかも営業赤字状態が続いてきた。この海外売上高比率をキリン並みに高めようという意欲的な目標だ。

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