[Webインタビュー]

(2022/01/14)

【第133回】M&Aを活用し、2025年に売上高300億円・医師会員数25万人を目指す

医療界のリアル/ネットの融合に尽力

藤井 勝博(ケアネット 社長COO)
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ケアネット創業の経緯

―― ケアネットの沿革や特色について教えてください。

「元々は会長CEOの大野元泰が1996年に創業した医療系ベンチャー企業です。大野は山一證券、日本総合研究所、ボストン・コンサルティング・グループを経て医療ビジネスの世界に入ってきました。私も創業メンバーです。

 創業当時の医療業界は閉鎖的でした。そこで私どもは、インターネットを使ってそれぞれの病院が持つ医療・患者情報の集約化やオープン化ができないか、『メディアとネットワーク』をキーワードに医師の先生方のお役に立てないか、と考えました。まだ、放送業界で『インターネット普及のラスト・ワン・マイル(生活者・企業に対し、通信接続を提供する最終区間)』というレベルの話が出てきていなかった頃の話です。

 最初はスカイパーフェクTVの『772チャンネル』で医師向けテレビ局事業を開始しました。それから、どこの病院がどんなMRIを持っているのか、その稼働状況はどうか、患者さんの定員はどうかなど、病院や開業医が持つ情報をオープンにするネットワーク事業も開始しました。周辺の病院はそれらの情報を見て、患者さんを最適な病院に転院させることができます。

 いずれも今では当たり前になっていますが、当時、そうしたことは一般的ではなかったのです」

―― インターネットが普及し始めた後、どのように事業展開をされたのですか。

「2000年ごろにインターネット人口が爆発的に増えましたが、その頃に資金調達をして前身メディアである『クラブケアネット』を立ち上げました。そこで医師会員を獲得していくという狙いです。クラブケアネットは、分かりやすく言えば現在19万人の医師会員を有する当社の主力ビジネスとなっている『CareNet.com』の小型版です。医師会員に対して医薬品のプロモーションコンテンツを配信したり医薬品メーカーのマーケティングプロモーションを支援したりしていました。ただし、現在と比較したら会員数はまだまだ少数でした」......


■藤井 勝博(ふじい・かつひろ)
1990年4月サンド薬品(現ノバルティスファーマ株式会社)入社。1997年3月ケアネット入社。2002年9月ケアネット退職、2002年10月パナシアプラス入社。取締役2003年2月同社代表取締役社長。2011年1月にケアネットに入社し、メディア事業部営業部長に就く。2012年6月ケアネット取締役医薬営業支援事業部長。2014年4月取締役最高執行責任者(COO)兼営業本部長。2017年代表取締役社長最高執行責任者(COO)(現任)。

■ケアネットの概要
設立   1996年7月
従業員数 152人(2021年9月末現在)
事業内容 メディカルプラットフォーム事業、医薬DX事業、ヘルスデータサイエンス事業
売上高(20年12月期) 53億円  
当期純利益 8億円

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