[マールインタビュー]

2011年11月号 205号

(2011/10/14)

No.138 無議決権株も活用し大学発「ロボットスーツ®」ベンチャーで福祉・医療の世界を変える

サイバーダイン 山海 嘉之CEO/筑波大学大学院システム情報工学研究科教授
  • A,B,EXコース

山海 嘉之CEO

立てる、歩ける、動かせる喜び


 

--ロボットスーツ®とは何ですか。
「身体に装着することによって、身体の機能を拡張・増幅・支援することができる世界初のサイボーグ型ロボットです。サイバーダイン社の事業の第一号で、身体機能低下や喪失を補う技術として開発されました。HAL®には、人の意思に応じて脳から末梢へ伝達される生体電気信号によって人の思い通りに動作する『サイバニック随意制御システム』とロボット的な自律制御によって動作を実現する『サイバニック自律制御システム』が組み込まれており、これらによって人の四肢(手足)の動作を支援することになります。人とロボットが混在した一体化技術、随意と自律の二つの制御手法が混在して人の四肢を支援するという意味で、Hybrid Assistive Limb®の頭文字からとって、HAL®という名前になっています。今、展開しているのは福祉用です。高齢により脚力が低下した方々や病気や怪我で下肢の運動機能に障害がある方々が装着して、立ったり歩いたりできます」

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