レコフデータは1985年以降のM&Aデータベースを構築しています

キーワード 一覧

M&A速報

随時
更新

第195回 製紙業界 ~国内需要が縮小する中、M&A戦略の巧拙で収益力に格差

マーケット動向

田城 謙一(レコフデータ 編集委員)

1.はじめに

 ペーパーレス化の流れにより国内の紙製品需要が縮小しており、コロナ禍でのテレワークの浸透等に伴って、この動きはさらに加速化している。製紙メーカー各社は、生き残りに向けて、印刷用紙等の需要縮小製品から他製品への製品ポートフォリオの再構築が重要テーマとなっている。また、グローバル展開を行える経営体力を持つ大手製紙メーカーは、海外需要の取り込みに向け、海外M&Aを積極化しており、その成否が収益力の格差にもつながっている。以下では、国内需要の動向や大手製紙メーカーのM&Aの動向と今後の展望について検討してみる。

 
2.国内紙製品需要の動向

 日本製紙連合会の統計によると、紙製品の国内需要は約2300万トン(2020年見込み)となっている。紙製品は「紙」と「板紙」に分類されるが、このうち「紙」の需要は、コピー用紙等の「印刷・情報用紙」が5割強を占めており、「新聞用紙」とティッシュペーパー等の「衛生用紙」がそれぞれ2割弱を占める。また、「板紙」の需要は、段ボールを作るための紙である「段ボール原紙」が8割弱を占め、お菓子の箱などに使われる「紙器用板紙」が16%程度の割合となっている。

 2000年以降の紙製品需要の推移をみると、リーマン・ショック後の2009年に大きく減少し、その後も減少傾向が続いている(図表1)。紙製品全体の国内需要は2009年比で2割弱減少しているが、この大きな要因は、ペーパーレス化による「印刷・情報用紙」の減少であり、2009年に比べ3割以上減少している。また、新聞用紙についても大幅に減少しており、この傾向はコロナ禍によるテレワークの浸透等によってさらに拍車がかかっている。

 一方で、増加している需要もある。そのひとつが「段ボール原紙」であり、ネット通販の普及などを背景に、2009年比で5%程度増加し、需要の水準を維持している。そのほか「衛生用紙」の需要も伸びている。


3.製紙業界の再編

 製紙業界の再編は、
【第7回(最終回)】 ターゲット企業へのアプローチ

スキルアップ

[【M&A戦略】M&A戦略立案の要点(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)]

NEW 【第7回(最終回)】 ターゲット企業へのアプローチ

木俣 貴光(三菱UFJリサーチ&コンサルティング コーポレートアドバイザリー部 部長 プリンシパル)

【第39回 M&A実践実務講座】業界第一人者の講師が丁寧に解説 

セミナー・イベント

[セミナー・イベント]

【第39回 M&A実践実務講座】業界第一人者の講師が丁寧に解説 

M&Aフォーラム 人材育成塾

スピンオフを通じての新規事業創造

視点・寄稿

[視点]

スピンオフを通じての新規事業創造

吉村 典久(大阪市立大学大学院経営学研究科 教授)

赤字のベンチャー企業「イグニス」に投資したベインキャピタルの成算

企業研究

5月は326件 ENEOS、JSRのエラストマー事業を買収

マーケット動向

[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]

5月は326件 ENEOS、JSRのエラストマー事業を買収

ベトナムのPPE業界

スキルアップ

[【クロスボーダーM&A】ベトナム投資の基礎知識 [ベトナムマーケット概要](ワールディング)]

ベトナムのPPE業界

谷口 正俊(株式会社ワールディング 代表取締役社長)

[座談会]「大企業×スタートアップ」M&Aの課題と解決策

座談会・インタビュー

[対談・座談会]

[座談会]「大企業×スタートアップ」M&Aの課題と解決策

【出席者】(五十音順)
安藤 裕介(経済産業省 経済産業政策局 産業創造課 課長補佐)
川名 将斗(同産業創造課 新規事業創造推進室 室長補佐)
久保田 朋彦(GCAテクノベーション 代表取締役)(司会)
松本 真尚(WiL 共同創業者・ジェネラルパートナー)

梅の花<7604>、総額20億円のA種優先株式を発行

速報・トピックス

[<速報>公表アドバイザー情報]

NEW 梅の花<7604>、総額20億円のA種優先株式を発行

【第7回(最終回)】 ターゲット企業へのアプローチ

スキルアップ

[【M&A戦略】M&A戦略立案の要点(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)]

NEW 【第7回(最終回)】 ターゲット企業へのアプローチ

木俣 貴光(三菱UFJリサーチ&コンサルティング コーポレートアドバイザリー部 部長 プリンシパル)

CAICA<2315>、子会社Zaif Holdingsに対し株式交付により追加出資

速報・トピックス

速報・トピックス

2021年1-5月のM&A件数と金額

2021.5.31現在 集計
 IN-ININ-OUTOUT-IN合計
件数 (件)1,4082711271,806
増加率18.6%0.7%64.9%17.8%
金額 (億円)16,39238,91223,57678,881
増加率49.9%327.4%328.2%208.7%
  • ※2020年1-12月の日本企業のM&A動向は、こちら
  • ※増加率は前年同期比 [M&Aとは]

ピックアップ

M&A基本スキル

<新連載>【第1回】 M&A戦略とは

[【M&A戦略】M&A戦略立案の要点(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)]

<新連載>【第1回】 M&A戦略とは

木俣 貴光(三菱UFJリサーチ&コンサルティング コーポレートアドバイザリー部 部長 プリンシパル)

PMI

[対談]【元日本電産CFOが解く】M&A、PMIの成功方程式

[対談・座談会]

[対談]【元日本電産CFOが解く】M&A、PMIの成功方程式

吉松 加雄(株式会社CFOサポート 代表取締役社長兼CEO、元日本電産取締役専務執行役員 最高財務責任者)
寺島 鉄兵(アバント執行役員、ディーバ取締役)

事業承継

2021年1-5月のM&A件数と金額

2021.5.31現在 集計
 IN-ININ-OUTOUT-IN合計
件数 (件)1,4082711271,806
増加率18.6%0.7%64.9%17.8%
金額 (億円)16,39238,91223,57678,881
増加率49.9%327.4%328.2%208.7%
  • ※2020年1-12月の日本企業のM&A動向は、こちら
  • ※増加率は前年同期比 [M&Aとは]
-
M&A専門誌 マール最新号

アクセスランキング


M&A専門誌マール

M&A専門誌マール

「MARR(マール)」は、日本で唯一のM&A専門誌で、「記事編」と「統計とデータ編」で構成されています。

レコフM&Aデータベース

レコフM&Aデータベース

「レコフM&Aデータベース」は、日本企業のM&Aなどどこよりも網羅的に、即日性をもって構築している日本で最も信頼性の高いデータベースです。

セミナー

セミナー

マールの誌面にご登場いただいた実務家、研究者などM&Aの専門家を講師としてお招きし、成功に導くポイント、M&Aの全体プロセスと意思決定手続き、実証研究から見た分析などについてご講演いただきます。

SPEEDA RECOF

SPEEDA RECOF

「SPEEDA RECOF」とは「レコフM&Aデータベース」と株式会社ユーザベースが開発・運営する企業・業界情報プラットフォームである「SPEEDA」がシステム連携します。

NIKKEI TELECOM日経テレコン 日経バリューサーチ

日経テレコン

2002年7月に、日本経済新聞デジタルメディアが運営する日経テレコンの「レコフM&A情報」を通じてM&Aデータの提供を開始しました。

M&Aに関するお問い合わせ、ご相談は
こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせフォーム