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2011年9月号 203号
（2011/08/15）
１－７月期、２８０９億円。回収が投資を上回る
投資会社の売却件数は１－７月３９件と、前年同期比９件、３０％増加した。金額は２８０９億円とすでに前年１年間の１１５２億円を超えており、回収（エグジット）の動きが本格化している。他方、１－７月の日本企業に対する投資会社のＭ＆Ａ件数は７７件、金額は１７０６億円に留まった。件数では「投資」が上回っているものの、金額では「回収」が１０００億円以上も上回っている。まだ７カ月ではあるが、回収金額が投資金額を上回るのは初めて。なかでもＩＮ－ＩＮが２１３７億円と大型化している。金額上位の売却先はいずれも上場企業を中心とした事業会社だ。早期回収を目指すファンドの動きが業界再編の呼び水となりそうだ。
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［マールレポート ～企業ケーススタディ～］
