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2017年6月号 272号
(2017/05/18)
紙・パルプ業界のM&Aは1-4月期8件と、前年同期の3件から2.6倍に増加した。まだ4カ月であるが、すでに前年1年間の9件に並ぶ勢い。海外では、日本製紙がベトナムのおむつメーカーやインドの紙コップメーカーを買収し、ASEAN地域での事業展開を強化する一方、国内では、大王製紙が日清紡ホールディングスの傘下の日清紡ペーパープロダクツを買収し、業界の数少ない成長分野である家庭紙事業で生き残りをかける。電子化によるペーパレス化の進展などで厳しい事業環境が続くなか、持続的成長に向けた各社の模索の動きが今後も続きそうだ。
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