[M&A戦略と会計・税務・財務]

2012年12月号 218号

(2012/11/15)

第66回 無形資産の積極的認識の効果

 山岡 久之(プライスウォーターハウスクーパース パートナー)
  • A,B,EXコース

1. はじめに

読者の記憶にも新しいところであるが、オリンパスは、企業買収に関連して多額ののれんを計上していた。高額な買収価額、多額ののれんの計上、のれんの減損処理というプロセスを通じて簿外債務の処理を行っていた。このケースをきっかけとして、会計監査人によるのれんへの監査アプローチは以前と比べて格段に厳しいものとなっている。結果として、国内の企業(事業)買収においても出来るだけ買収価額のプレミアムの内容を検証し、無形資産を認識する傾向になりつつある。

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