[業界動向「M&Aでみる日本の産業新地図」]
2015年4月号 246号
(2015/03/15)
1. イントロダクション
2014年11月に相次いで公表された2件の地域銀行の再編は、これまで長年オーバーバンキングが指摘されていた地方銀行業界における整理統合のきっかけとなる可能性があるとされる。その前年に、規制当局である金融庁から再編を促すシグナルが発せられたことも、今後、こうした動きが強まるのではないかとの憶測を呼んでいる。本稿では、2014年の地域銀行における再編の目的を概観したうえで、地域銀行が直面している課題を確認し、今後の再編のきっかけとなりうるドライバーを考えてみることにする。なお、本稿では、特定地域を中心に営業展開をおこなう64行の地方銀行、41行の第二地方銀行を対象とし、合わせて地域銀行と呼ぶこととする。
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