[業界動向「M&Aでみる日本の産業新地図」]
2013年1月号 219号
(2012/12/15)
ゼロ成長の国内市場
「当社の調べでは、化粧品の2011年の国内販売実績は金額ベースで1兆4000億円程度、対前年比微減という状況で、12年のトレンドもほぼゼロ成長とみています。このように、日本の化粧品市場は、人口減少や少子高齢化の進展の中で大きな成長が見込むことが難しくなっています。こうした国内市場でシェアをめぐって既存メーカーばかりではなく、異業種による新規参入も増加していることから競争が激化しています。そうなると成長市場であるアジア地域、とりわけ堅調な成長を続ける中国市場に対して化粧品・トイレタリーメーカーともに攻勢をかけているというのが現在の状況です」ドイツ証券株式調査部の森将司アナリストは分析する。
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