[編集部から]

2014年6月号 236号

(2014/05/15)

次号予告と編集後記(2014年6月号)

次号予告

2014年7月号
特集:変化を迫られる対中直接投資~中国市場とどう向き合うか~ 2014年6月16日発売予定


※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■国内の農作放棄地や後継者不在の農地について、国が再生利用に向けた支援策を積極的に打ち出していますが、一昔前迄はおよそ縁がないと思われていた企業も、近年果敢に農業分野に参入しています。小売業はもとより、ソフト・運輸・電機と幅広い業種に亘っており、そういう中、最近では「第6次産業」という言葉も耳に馴染んできました。各企業が専門分野で培ってきたスキルや組織を活かしながら農業のプロフェッショナルと共に日本農業全体の活性化、更には世界を舞台に日本のブランド浸透を図ってほしいと、思いを強くしています。
さて、この6月に、毎回ご好評いただいているM&Aフォーラム主催の【M&A実践実務講座】[第17回、短期集中タイプ]が開催されます。現場で役立つ基礎知識を短期間で習得できるため、M&A部署に新規配属された方々の導入研修等にも利用されています。是非本講座をご活用ください。(祥)

■先日、韓国で起きた「セウォル号」沈没事故。多くの犠牲者が出た今回の事故に、心を痛めずにはいられません。報道では、こちらの船がもともとは日本で運航されており、その後韓国に売却されたとのこと。それから1年半あまりでこのような結果になってしまったことは、大変残念です。
M&Aによる経営権の移転や事業、資産の譲渡などは、異なる生い立ちや国籍、商習慣などを超えて、一企業や一事業が新たな船長の下で大海原に航海に出るのと似ています。MARRでは、M&Aの案件情報をデータベースとして提供していますが、各案件のクロージング後のパフォーマンスまで追いかけてデータ化することはありません。しかし、M&Aを使って新しい航海に船出した日本企業が順調に航海しているかどうか、いつも気にしながら新聞を読んでいます。今回の犠牲者の皆様のご冥福をお祈りするとともに、合わせて、日本企業の無事な航海を祈りたいと思います。(幸)

 

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