[編集部から]

2016年5月号 259号

(2016/04/15)

次号予告と編集後記(2016年5月号)

次号予告

2016年6月号
特集:「米国M&A規制の最近の動向」         
2016年5月19日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■繁華街に面した通りの案内板や駅名プレート/路線図に英語が併記されるなど、訪日外国人の受入れ環境が少しずつ整備されています。ところが、その進捗をはるかに上回るスピードで訪日客数が伸びている為、外国の方々にとっては行きたい場所や方向がわかりづらいというのが現状ではないかと感じています。そこで期待しているのが公共交通機関での広告、なかでも車内広告の存在です。ここ数年でデジタル広告が広く普及し、窓上・ドア横などのアナログ広告も併せると、日々発信されている情報は多岐にわたります。利用率の高い電車を、日本滞在中のワンポイントアドバイスなど必要情報の発信地として活用し普及させていけば、サービス向上に大きく貢献し、ひいては2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックに向けた「おもてなし」のひとつとして高い相乗効果が得られるのではないでしょうか。(祥)

■今年の桜の開花は東京では3月21日でした。その数日前には、いち早く開花を知ろうと靖国神社の桜を訪ねる人もいたようです。見る桜もあれば、食べる桜もあります。桜餅は大きく分けて関東の「長命寺」と関西の「道明寺」の2種類があり、前者はクレープ状の皮で、後者は道明寺のつぶつぶした皮で餡を包んだものです。不思議なことに、私は生まれも育ちも関東ですが、桜餅と聞いてイメージするのは「道明寺」です。また、和菓子はもちろんのこと、洋菓子でも桜は取り入れられており、旬を活かした工夫が凝らされています。地域や歴史の違うものが交差し、影響し合うのは人間関係でも同じです。M&Aでは、合併や買収を機に新しい交流が生まれます。違う環境が合わさるので、意見が衝突することもあれば、新しい発想や方法を発見することもあります。良い変化を得るためには、相互理解のためのコミュニケーションを積極的に行い、意見をすり合わせていく意欲が肝心なのではないでしょうか。(澄)

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