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2012年1月号 207号

(2011/12/15)

「上場企業同士の国内M&A動向」

  • A,B,EXコース

1‐11月期、10.9%減。異業種間連携は本格化へ

買い手(当事者1)、売り手(当事者2)ともに東証1部やジャスダックなどに上場する「上場企業同士」のM&Aは、1-11月期123件と、前年同期の138件から15件、10.9%の減少となった。2005年をピークに年々減少傾向にある。形態別では「合併」「資本参加」で減少、「買収」「事業譲渡」は増加し、「出資拡大」は横ばい。「買収」は27件と、停滞していた前年同期の19件から8件、42.1%増加した。海外強化に向けた同業同士の連携強化の動きに加え、ヤマダ電機-エス・バイ・エル、平和-PGMホールディングスなど、内需型企業による異業種間連携の動きも目立ってきた。国内事業の構造的縮小、国際競争激化などを背景に、M&Aによる事業構造転換の動きが本格化しそうだ。

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