[Webインタビュー]

(2012/09/05)

【第19回】ソニーバンク証券を買収したマネックスグループのグローバル成長戦略を語る

松本 大(マネックスグループ 代表取締役会長兼社長CEO)/松岡 純也(マネックス証券 投資銀行部長)
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ソニーバンク証券買収の狙い

―― 1999年10月の株式売買委託手数料自由化を契機に急成長したネット証券ですが、ここへきて市場の売買代金低迷による株式売買委託手数料収入の減少で苦戦を強いられています。そんな中で、マネックスグループの積極的なM&A戦略が注目されています。海外では2010年12月に香港のネット証券会社、BOOM証券(現・マネックスBOOM証券)を買収したのをはじめ、11年6月には米国トレードステーション(TS)グループを買収、さらに11年11月にはトレードステーショングループを通じて米国の外国為替証拠金取引(FX)会社、IBFXグループを買収しました。また、国内でも今年8月1日にソニー銀行の全額出資子会社であるソニーバンク証券を約22億円で買収したほか、同日付けで商品先物分野に強みを持つジャスダック上場の投資顧問会社、アストマックスに15%を出資、持分法適用会社化しました。これによってマネックスは現在アストマックスの1位株主である大和証券グループ本社に次いで第2位の株主になります。アストマックスは、マネックスが約45%出資していた投資顧問会社マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ(MAI)について、マネックスの持分のほか、あすかアセットマネジメントなど他の株主からも株式を取得してMAIを完全子会社化した後、10月1日付けでMAIと自社の投資顧問事業を統合するとしています。

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