[M&Aトピックス]

(2015/07/10)

東京海上キャピタルの社長兼マネージング・パートナーに、佐々木康二氏が就任

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 国内プライベートエクイティファンド業界の老舗である東京海上キャピタル(本社:東京千代田区:以下東京海上キャピタル)(*)の代表取締役社長兼マネージング・パートナーに佐々木康二氏が就任した。前任社長である深沢英昭氏は、同時に取締役会長兼ジェネラル・パートナーに就任し、ともに東京海上キャピタルの経営の両輪を担う。

 佐々木氏は、九州大学法学部卒業。ペンシルパニア大学ウォートンスクールにてMBA取得。1985年、日本長期信用銀行入行後、法務を始め、クロスボーダーM&Aアドバイザリー業務や香港拠点で華僑企業との取引を担当し、海外での投資事業の醍醐味を知った。その後、98年の長銀破綻を機に、東京海上火災保険(現東京海上ホールディングス)転職と同時に子会社の東京海上キャピタルへ参画。当時親会社の資金運用としてベンチャー投資を主体としていた東京海上キャピタルを、バイアウト投資ファンドの運用ファームに変革させるため、バイアウト投資実績の積み上げ、チームアップ、人事制度、キャリー(成功報酬)制度、投資意思決定ルールの明文化等体制整備にも取り組んできた。

 一方、2004年にみずほ証券から招聘され、10年間、東京海上キャピタルの代表取締役社長を務めた深沢氏は、佐々木氏の長銀M&A部時代の上司でもある。これまで、深沢氏の下でワントップ体制でファンドの良好なトラックレコードを築いてきたが、今後は、足元で増加するファミリー企業の投資案件や企業のカーブアウト案件により積極的に対応するため、会長・社長のツートップ体制とする。

*東京海上キャピタルは、1998年の第一号ファンド設立以降、現在運用するファンドTMCAP2011組合(総額233億円)に至るまで国内外の機関投資家向けに4本のファンドを組成し、過去20件近いバイアウト投資を実行。国内最大のCMO(医薬品製造受託専業メーカー)である武州製薬やベビー・子供服のトッププランドであるミキハウス等、投資回収も順調に進め、「信頼」をモットーに国内の優良な中堅・中小企業のさらなる成長のためによき事業金融パートナーとして、過去すべての投資案件で良好なパフォーマンスをあげている。

 

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