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[ポストM&A戦略]

2012年10月号 216号

(2012/09/15)

第46回 統合フィット診断とリーダーシップの融合(上)

 竹田 年朗(マーサー ジャパン グローバルM&Aコンサルティング プリンシパル)

  程度の差こそあれ、すべてのM&Aにおいて、ディール成立後には買収側と被買収側の統合が問題になる。つまり、PMI(Post Merger Integration)のことである。PMIの成否でM&A全体の成否が決まる、とまで言われている。
  医療と同じように、組織・人事の分野にも、検査、診断、治療に相当するステップがある。採用される統合の方法は診断の結果次第である。医療費のコストパフォーマンスが社会問題となるように、組織・人事分野においても、現実的で費用対効果の良いアプローチが求められる。
  買収後、組織統合を行わずに対象会社を子会社化する、いわゆる投資型のM&Aにおいても、例外なく統合が問題になる。というのは、組織統合がなくとも対象会社が買収側の連結経営体制、あるいはグループ経営体制に組み込まれるからである。この結果、少なくとも経営層において、統合に起因してこれまでのやりかたを変えることを余儀なくされる。もちろん組織統合がある場合は、それは組織全体に及ぶ。
  今回からは、「統合フィット診断とリーダーシップの融合」と題して、ディールの初期段階における統合難度の診断と、買収成立後のリーダーシップの融合について解説したい。

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