- <目次>
- インドの投資環境
- インドのM&A市場
- モディ政権3期目の経済政策
- インダストリアルセクターにおけるM&A
- 買い手が直面する5つの課題
- 現地パートナーと組む
- 欧米企業と日本企業の違い
- PMIの巧拙を分けるもの
- 相対交渉に持ち込むことが大事
- 能動的なアプローチがポイント
インドの投資環境
―― リンカーン・インターナショナルは、ミドルマーケットに特化した世界的な投資銀行として知られています。インドでの事業展開についてお聞かせください。
■プリート・シン
Panjab大学MBA。Avendus Capitalにてインダストリアルおよび化学関連領域、KPMGにて自動車関連領域を担当。リンカーン・インターナショナル入社後は、インダストリアルセクターの様々な企業に対して、M&Aや成長資金の調達に関するアドバイザリーサービスを提供。また同族企業に対してもアドバイザリーサービスを提供しており、継続的成長に向けた戦略的パートナーシップの支援やオーナーのExit支援を実施している。
■藤井 徹也(ふじい・てつや)
一橋大学商学部を1989年に卒業して日本長期信用銀行に入行。ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院でMBA取得。長銀での10年間のうち約6年をシカゴ支店に勤務。その後2001年クレディスイス・ファーストボストン証券(CSFB)に入社。2004年から日本におけるM&A部門責任者を務めた後、ドイツ証券M&Aグループ、リーマン・ブラザーズ証券M&Aグループを経て2008年7月リンカーン・インターナショナル日本法人の社長に就任。