[視点]
2006年1月号 135号
(2005/12/15)
1997年から今日まで日本のM&A件数は急増してきた。その根底に流れるものを一言で表せば、日本経済の「市場化」と言えよう。1996年の金融ビッグバンに始まったこの流れは勢いを増し、企業経営者と従業員の意識を大きく変えてきた。1997年から2006年までの10年を、規制大国から市場経済国への移行期と見れば、今はその最終局面である。日本が、大人の市場経済国へ育つ“青春期”とも言えるこの時期に、敵対的買収、大型MBOや投資ファンドと出会うことは必然だったと考えられる。
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