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(2024/08/26)

【連載】M&A実務の基礎を学ぶ 第2章 戦略策定からソーシングの組織能力構築

呉 文翔(マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー)
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*本連載では、『マッキンゼー 価値を創るM&A』(日本経済新聞出版)の要点を解説していきます。

 M&Aの位置づけは、企業の成長戦略のエネーブラーであり、全社戦略や自社のケイパビリティと整合したものでなければなりません。戦略を実行に移すためには、自社でその戦略を案件創出につなげる組織的な運用が求められます。

 この「戦略策定からソーシングの組織能力構築」の論点については、ポイントは大きく3つあると思います。「M&A戦略とテーマの具体化」が1つ目、2つ目が「M&A戦略に基づいたディールソーシングの推進」、3つ目が「M&A推進体制と組織能力構築の要諦」です。ここでは、M&AをR&Dやマーケティングのように当たり前に存在する組織能力として捉えることが重要です。



■ 筆者履歴

呉 文翔(くれ・ぶんしょう)

呉 文翔(くれ・ぶんしょう)
マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー
ポートフォリオ戦略、企業買収や事業売却などのコーポレートトランザクション、統合マネジメント、投資先企業の事業価値向上施策立案など豊富な専門的知見を活かして主にプライベートエクイティファンドや総合商社のクライアントにコンサルティングを提供。資源・エネルギー、電力、消費財、ヘルスケアなど、幅広い分野において数多くのプロジェクトに従事。
2015年からマッキンゼーの東京オフィスに参画。マッキンゼー入社以前は三井物産にてエネルギーセクターでの事業投資案件に従事し、数多くのクロスボーダーM&A案件を担当してきた経験を持つ。
慶應義塾大学法学部法律学科(学士)卒業/ハーバード大学経営学修士(MBA)修了。

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