[M&Aトピックス]
(2025/04/18)
1. 1990年まで: M&A黎明期からバブル期までの動向を詳述しています。1980年代後半のバブル期には、M&Aは一部の大企業が行うものであり、件数も年間数百件程度でした。また、M&Aに対する一般的な印象も「乗っ取り」や「身売り」といったマイナスイメージが先行していました。
2. 1991年から1998年まで: バブル崩壊後のM&A市場と、戦後日本の成長を支えてきた金融市場の崩壊を取り上げています。バブルがはじけた後、M&A市場は低迷し、M&A件数は1993年には405件となりました。バブル期にブームを迎えた海外買収(IN-OUT)の件数もピーク時の約4分の1まで減少し、外資系や日系の金融機関に創設されたM&A部署は、ほとんどが消滅していきました。
3. 1999年から2008年まで: 資本市場を支えるインフラストラクチャの再構築と業界再編とが進行しました。メガバンクの誕生をはじめとした金融業界の再編に続き、さまざまな業界で日本を代表する企業の統合や買収が行われました。法律、会計、税務の分野でも大変革が行われ、猛スピードで新たな時代のインフラストラクチャが構築されました。
4. 2009年以降: リーマン・ショックの影響でM&A件数が一時的に減少しましたが、2011年を底にして市場が再拡大を始めました。ガバナンス改革や海外買収、事業承継ニーズの高まり、ベンチャー投資などがM&A市場拡大のドライバーとなっています。
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