[M&A用語]

エンプロイー・バイアウト

英語 :Employee Buy-Out

略称 :EBO

EBO(Employee Buy-Out、エンプロイー・バイアウト)とは、自社の従業員が会社や事業を買収することをいう。

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メディアに公表されるような規模の大きいEBOについては、従業員のみが買収資金を調達して自社を買収することは一般的ではありません。それは従業員が多額の買収資金を準備することが難しいからです。

従業員の自己資金だけでは買収資金が不足する場合には、プライベート・エクイティ・ファンド等をエクイティ・スポンサーとして資本性資金を、そして銀行等の金融機関から負債性資金を調達して買収資金を賄うことが一般的です。これはMBO(マネジメント・バイアウト、経営陣による買収)と同じ性質を持ち、経営能力や資金調達の面からスポンサーの支援を受けることになります。その場合は、負債性資金をノンリコース・ローンで調達するLBO(レバレッジド・バイアウト)方式で買収することが一般的です。

このようなエクイティ・スポンサーを活用してLBO方式で買収する理由は、経営能力や資金調達以外にもあります。それは資金調達面と密接に関係します。すなわち従業員が単独でEBOを行う場合であって、①買収資金調達のために金融機関から借入をする場合、または②既に対象会社に借入金が存在する場合には、当該借入について代表者の個人保証が求められることがあります。このリスクを買収する従業員個人が負担しなくてよくなるため、エクイティ・スポンサーを活用するメリットはとても大きいものとなります。

EBOの件数は、公表案件ベースでは2000年代初めから記録されており、MBOと同様に毎年コンスタントに実行されています。その公表案件では、前述のプライベート・エクイティ・ファンドや等のスポンサーの支援を受けるケースや、その他には経営破綻した会社の一事業を事業継続のために従業員が買収するケースがみられます。これら公表案件はレコフM&Aデータベースで検索可能です。

公表されない小規模の案件は、事業承継案件を中心としてより多くの取引が実行されているものと推察されます。

更新日:2018年04月01日

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