[M&Aスクランブル]
(2016/08/03)
7月28日、ソフトバンクグループは2017年3月期第1四半期決算(2016年4~6月)を発表した。1時間余りの決算説明の中で、孫社長が約20分近くの時間を割いて説明したのが、2013年に買収した米国子会社スプリント・コーポレーションの業績である。
スプリントについては買収後しばらくの間、マスコミ等で業績の低迷により減損を計上せざるを得ないのではとの観測が報じられていた。孫社長によると、実際、ソフトバンク社内でも減損に係わる議論が展開されていたという。
説明会ではスプリントの2016年4~6月における携帯電話の契約純増、ネットワーク改善を背景とした通信速度の向上などによる解約率低下、1人当たり支払額の増加、そしてコスト削減などが示された(図表1)。これによって、EBITDA、フリーキャッシュフローは大幅に改善。株価も回復し…
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